ブータン写真アーカイブス

京都大学学士山岳会(Academic Alpine Club of Kyoto, 略称AACK)は、 岳都・松本「山岳フォーラム2015」の一環として開催中の写真展、『ブータンの山と文化(主催:リーディングプログラム「京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院」)』に 共催しています。このたびAACK会員で写真家の小林尚礼氏のご好意で、同写真展用の写真25点をご提供いただきました。 ぜひ会場まで足をお運びいただければ幸甚でございます。 写真展『ブータンの山と文化』の詳細については、こちら(http://www.wildlife-science.org/yama/)のページをご覧ください
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A2 A2 頂上_5D_8243+
A3 A3 メラック村から_MG_0306-2
A ジョモ・クンカル: (ブータン東部・タシガン県・メラック村)
 女神の宿る山ジョモ・クンカル(「ジョモの宮殿」の意、標高4500m)。1年に 1度頂上参拝をする。険しい岩山の直下は、氷河湖が点在する草原となってい る。まるで高山の楽園のようだ。山岳民族ブロクパは、女神アマ・ジョモ(母なるジョモ)に導かれて、寒冷なチベットから緑豊かなこの地へ移住したという伝 説をもつ。2012年撮影。

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B2 B2 乾季は干上がる_5D_2385
B ダンリン・ツォ: (ブータン東部・タシガン県・カリン村)
 女神の弟の神ダンリンが造ったとされる湖ダンリン・ツォ(標高3500m)。 ツォは湖を意味する。麓の村人とともにチベット仏教の僧が年に1度湖へ上がり、乾季後の干上がった湖畔で、雨乞いや豊穣などのために儀式をする。 2011~12年撮影。

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D2 D2 登山は密林から始まる_5D_5756
D ツォン・ツォン・マ: (ブータン東部・タシガン県・ポンメ村)
 チベットから来た鬼神の宿る山ツォン・ツォン・マ(「高い高い母の山」の 意、標高3900m)。亜熱帯の密林の上に聳える、岩壁の発達した山の頂上へ参拝 する。2012年撮影。

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E2 E2 頂上直下の修行小屋_5D_9751e-4
E チェン・ラ: (ブータン東部・タシガン県・カンパラ村)
 瞑想修行の地として名高い仏の山チェン・ラ(「最も高い山」の意、標高 4000m)。日本の東北の穏やかな山のような山容で、山頂付近は草原と高山植物 に覆われている。多くの巨岩にはさまざまな神話があり、女神アマ・ジョモもこ の山を訪れている。仏の山と鬼神の山では、山の雰囲気が大きく違う。2012年撮影。

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F メメ・ララン: (ブータン東部・タシガン県・ポンメ村)  荒ぶる女神アマ・ジョモを、仏教に帰依させたとする高僧が瞑想した山。ララ ンが山の名だが、親しみをこめてメメ(お爺さん)を冠されている。断崖にさま ざまな聖なる場所があり、人々は命がけで巡礼する。2012年撮影。

G1 G1 プクパ_5D_9758-1
G2 G2 チャプ・シュクパ_5D_0259-1
G プクパ(1)、チャプ・シュクパ(2): (ブータン東部・タシガン県・サ クテン村)
 森の中の巨岩・奇岩をご神体とする聖地。チベット仏教ニンマ派の開祖グル・ リンポチェに関係する。2012年撮影。

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H 西部パロ県のタクツァン(「トラのねぐら)の意」。大岩壁の寺。

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I 東部モンガル県のラルジャプ(「山の向こう側」の意)。山奥にある瞑想修 行の地。

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J 中部ブムタン県のメンバル・ツォ(「炎が燃える湖」の意)。峡谷の深い淵。

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K1 森に覆われたバルション・ラカン(寺) (タシガン県カリン地区)

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L1 伝説が残る仏塔ジャロカルション・チョルテン (タシガン県ウゾロン地区)

P1 P1 マサコン_MG_3330-1
P2 P2 ガンカー・プンスム_MG_3333-1
P3 P3 マサコンなど_MG_3343
P ドチュ・ラ峠からヒマラヤ遠望
P1 京都大学山岳部が初登頂したマサ・コン峰(6800m)
P2 世界最高の未踏峰ガンカー・プンスム峰(7570m)
P3 ドチュ・ラ峠からマサ・コンとガンカー・プンスムを望む

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Q2 Q2_MG_5842
Q トゥムシン・ラ峠からヒマラヤ遠望
Q1 トゥムシン・ラ峠から望むヒマラヤの峰々、手前下はチベット仏教の祈りの 旗ルンタ
Q2 トゥムシン・ラ峠から望むヒマラヤの峰々