9月13日〜15日
メンバー:高尾マッコー、森(JAC青年部)、加藤(山形大学ワンゲルOB)
記録:
9月12日晴れ夜中雨
西東京に集まり車で出発。東名高速を飛ばし清水インターからワインディング・ロードを通過し井川の手前の駐車場で仮眠。

9月13日
雨のち晴れのち雨
車で朝早く畑薙ダムを目指す。東海フォレストの送迎バスが9時過ぎにあるので間に合わせるために急いだ。畑薙ダムのバス停は雨の中にもかかわらず大変な混雑でごった返していて、バスに乗るのが遅れた。赤石沢をしばらく遡った牛首でバスを降り、遡行を開始した。天気も味方して雨がすっかり止み、時折晴れ間が見え出した。雨が降っていたにもかかわらず、上流で水を取り入れているため水量は少ない。イワナ淵、ニエ淵を難なく通過できた。過去は大変苦労したところと、取り入れ口が出来る前に行ったことがある加藤から聞いた。取り入れ口を過ぎると水量が増え沢らしくなった。このころから赤い石、壁が目立ってくる。特に問題にあるようなところはなく通過すると、大きな滝に出くわした。この門の滝は森をトップで右岸から登り、落ち口の上をトラバースする。そにあとに出てくる滝は左岸にある岩小屋の中の隙間をアブミで乗り越す。そのあたりからにわか雨が振り出す。その後ザレ場をトラバースし、何とか暗くなる前にテントサイトが見つかった。雨もそのうちに止み、食事の後焚き火で貴重な岩魚を焼いた。

9月14日
晴れ
今日は百間洞小屋までなのでのんびりする。小屋に泊まらないとバスで送り迎えしてくれないからである。大ゴルジュは過去の記録どおりに右岸を大きく高巻いた。釣りをしながらのんびりと進む。結局釣果は大したことはないが、釣ったかなりの魚を放流した。のんびりして着いた百間洞の小屋で満天の星を見上げていた。火星がひときわ赤く輝いていた。

9月15日
晴れ
赤石岳を越えて赤石東尾根を下る。700mの登りと2000mの下りである。飽き飽きして暑さにまいりかけたころ椹島に着いて、バスと車で帰京した。帰りに入った赤石温泉は素晴らしいお湯にもかかわらずなんと無料であった。但し午後は4時までしか開いていない。

高尾文雄(マッコー)