９月２２日
京大ヒュッテから鍋倉谷を遡行して火打山へ登ってきました。
メンバー：高尾マッコー、片岡、田中、芝田（弟）
天気：快晴
京大ヒュッテから林道を杉の沢橋まで歩いてヒコサの滝の遊歩道へ入る。ヒコサの滝の滝見台まで遊歩道を登ると昨日までの雨で水量が増え立派になったヒコサの滝（４０m）が良く見えた。滝見台の脇からしっかりした踏み跡が沢に沿って続いている。赤テープや赤ペンキで印が付いている。しばらく踏み跡を辿り、ヒコサの滝上のゴルジュを抜けたと思われるころ、踏み跡を外れて沢に下りて遡行を開始した。
大変明るい開放的な谷で特に悪場もなくゴーロが続く。惣兵エ落谷を分けてしばらく行くと両岸がが迫ってくる。サクラ谷を分けて本谷は左に屈曲しゴルジュとなる。本当に箱状になったゴルジュで空を見上げるとクレバスが開いているようだ。ゴルジュを進むと２段の滝があり左岸を登れそうだがピンがないので、出会い付近まで戻り小さなルンゼから右岸を大きく高巻く。その後は登れる小滝が続き、最後のゴルジュは二段の滝で締めくくられている。一段目は右岸から登り、二段目は左岸の急なブッシュから高巻いた。落ち口に出れたので小さな巻きで済んだ。それからは平凡なゴーロとなった。途中でいくつか雪渓があらわれた。通過には問題にはならなかった。次第に沢が細くなり、藪が出てきて歩きづらくなるが、 突然前が開けて天狗の庭に飛び出す。この瞬間が大変気持ちよい。皆さん映画でケビンコスナー主演の「フィールド・オブ・ドリームズ」を見たことがありますか？まるであの幽霊の野球チームのメンバーになった感覚で４名でまっすぐ天狗の庭を横断していました。ここで沢登りは終了。途中、木苺とスノ木の実がたわわになっていて、大変甘酸っぱくておいしいので取って食べた。
天狗の庭を横断し木道に出て、靴を履き替えて急いで火打山を往復しヒュッテに戻った。
黒沢の橋から少し下ったところで日が暮れてヘッドランプの行動となった。
京大ヒュッテ発７：３０−ヒコサの滝 滝見台９：００−天狗の庭１４：３５−火打山１５：３０−京大ヒュッテ１８：４０
高尾文雄
