大日岳北面を滑る。(20025月)(山田和人)

奥大日岳頂上(バックは剣岳)

 

奥大日岳直下の滑り出し

2138峰台地への尾根(バックは剣岳)

 

カスミ谷左俣の下り

 

カスミ谷左俣の下り

 

大日山谷登り

 

大日山谷稜線直下

 

大日岳頂上

 

大日平への下り(写真は山森ボンタ)

 

牛首尾根で見つけたカタクリの花

 

 

79年入部の山田ポールです。

連休後半に、大日岳北面へスキーをもって行ってきました。簡単に報告します。

@メンバー

山田ポール、山森ボンタ、田中博之、芝田之克、加藤正一、浦田慈子

A行動概要(時間記録)

2002

5/2

室堂(10:00) - 室堂乗越(11:30) - 奥大日2511(12:30) - 奥大日岳三角点峰

(14:10) - 奥大日岳東側直下よりカスミ谷左又へ滑降開始(14:20) - 奥大日岳

北北東の2138峰台地(15:00)幕営

5/3 風雨のため停滞

5/4 雨→ガス→晴→ガス

幕営地(6:15) - カスミ谷右又出合(6:50) - 大日山谷出合(7:00) - 大日山谷二

(8:50) - 大日小屋(12:20) - 大日岳(12:50) - 大日岳頂上より大日平へ向け

て滑降開始(13:20) - 大日平小屋(14:00) - 大日平西端(14:40) - 称名滝バス停

(18:00)

B特記事項

5/2 カスミ谷左又は、雪が腐っていたため、奥大日岳直下の滑り出しは、慎重に

下った。足元の徐行小雪崩あり。剣岳に向かっての大滑降に満足。幕営地は、剣岳が大迫力で迫り、地形も安全で、理想的な場所であった。

5/4 予報による天候回復を想定して出発。視界は出発時200m程度であったが、30分程で問題ない程度になる。カスミ谷全体を通して沢が割れている箇所なし。右又出合直下のカスミ大滝ゴルジュは狭隘なため、10m程スキーを脱ぐ。大日山谷出合で天候は回復し、汗をかきながらひたすらの登り。標高2000m付近から急傾斜のため、トラーゲン。稜線直下の急斜面も雪がしっかりしており、ツボ足のまま問題なく登りきる。用心のため装備したアイゼン/ピッケルの出番はなかった。

大日山谷は総じて広く明るい谷でデブリ跡も少なく、次回は是非、滑りたい谷である。大日岳から大日平への滑降は弥陀ヶ原、薬師岳を望みながら真っ白な台地へ飛び込む大滑降であった。登りの疲れと雪質の悪さにより、会心の滑りとは行かなかった。大日平西端から牛首尾根への下りは中途半端な残雪のため、ルートが整備されておらず苦労した。

 

富山駅前の「初音」では、おかあさんが相変わらず元気な姿でした。