谷川の春山スキー

高尾文雄

メンバー：高尾、木村員士、堀越（以上ＪＡＣアルパインスキークラブ）

４月１５日雨のち雪

天神平７：４０−肩の小屋１０：００−トマの耳１１：００−熊穴沢非難小屋１１：４０−駐車場１２：２０

前日は土合駅で泊まって朝早く出発。

午後からは崩れる予報が出ていた。ロープウェイで天神平にあがった。しかし、天神平に着いたとたんに天気が悪くなり、天神尾根は雪の中の登りとなり、熊穴沢の非難小屋からは真っ白でなにも見えなくなった。熊穴沢辺りで４ｍ５０ｃｍの雪があった。肩の小屋の手前の斜面は谷川岳２０００回登山を目指している人がつけた赤旗を頼りに登る。肩の小屋で大休止して頂上に向かった。頂上からスキーで滑るが、前が見えず苦労した。

木村さんが転んで左足を少し痛めた。クレバスに落ちたが、大事には至らず。

天神尾根の途中で熊穴沢を滑った。雪が重く大変だった。

堀越さんの会社の保養所で泊まった。

４月１６日吹雪

天神平８：４０−肩の小屋１１：２０〜１２：４０−熊穴沢非難小屋１３：４０−駐車場１４：２０

今日は天気が回復する予報が出ていた。茂倉谷を目指して出発。

天気はいっこうに良くならず、吹雪となった。昨日よりも悪くなり、何も見えない。

昨日の雨の上に雪は積もったので、大変不安定な積雪となっている。

スキー場で、区域外をボーダーが横切ると小さな雪崩が起きた。

肩の小屋で天気待ちをするが、更に風、雪が強くなる。

どんどん人が上がってきた。例の谷川岳２０００回登山の人もいた。

茂倉谷をあきらめ熊穴沢を滑ることにした。

天神尾根を滑っている途中の、熊穴沢のすぐ手前で枝尾根に入ってしまった。

すぐ気が付いてシールをつけて登りなおした。

熊穴沢は昨日と全く状態が違い、サラサラの新雪であった。

積雪の状態を確かめて滑り出した。

途中までは快適。その後は重い雪を駐車場に急いだ。

湯桧曽温泉で暖まり、そばを食べて帰った。

狙っていた茂倉谷、赤谷川、毛渡沢は来年にお預けとした。